高品質なハイブランド「エルメス」

画像出典:brandshop

エルメスとは、フランスのエルメス・アンテルナショナル社が展開するファッションブランド。エルメス社は馬具工房として創業したのですが、自動車の発展による馬車の衰退を予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移して成功しました。現在でも馬具工房に由来するデュックとタイガーがロゴに描かれているのがシンボルとも言えるでしょう。デュックは四輪馬車で、タイガーは従者のこと。主人が描かれていないのは「エルメスは最高の品質の馬車を用意しますが、それを御すのはお客様ご自身です」という意味が込められているためです。

エルメスのバッグに隠された秘密

画像出典:brandshop

エルメスは高品質で上品なブランドになります。クラシカルでラグジュアリーなハイセンスはエルメスならではのこだわりがあるからこそで、それは厳選された素材による品質の違いに秘密があるようです。エルメスは世界各地から厳選された極上の素材の中からさらに最高品質の部分だけを厳選して作っているのです。それから、素材によって微妙に異なる発色の輝きの理由には、豊富なカラーバリエーションがあるからと言えるでしょう。エルメスのバッグには他にはない特別な理由が隠されていたのですね。長年にわたり多くのファンに支持され続けるのも頷けます。

革に対するこだわりとは?

エルメスの隠されたバッグの魅力には、豊富なカラーバリエーションと高品質な素材にありそうですね。ここでは、その一部分をまとめましたのでご覧下さい。その種類の豊富さに驚かされることでしょう。

素材バリエーション《牛革》

画像出典:unsplash

エルメスの皮革製品で最も主流な素材になります。皮革表面をプレスした素材と、革本来の自然のままの素材との2種類あります。自然な型押し素材には、「トゴ」「トリヨンクレマス」「フィヨルド」「ネゴンダ」「エバーカラー」があります。「トゴ」は、程よい柔らかさと程よい目の大きさが特徴の雄仔牛のレザー。1997年に登場以来、その扱い易さから抜群の人気を集めています。

加工した型押し素材には、「ヴォーエプソン」「ヴァッシュトレッキング」「カントリー」グランアッシュ」が挙げられます。「ヴォーエプソン」は、プレス加工を施した細かな型押しが特徴の雄仔牛のレザーです。2003年に登場してから人気を継続させています。バッグから小物まで幅広いアイテムに使われているのが特徴ですね。

スムースな素材には、「スイフト」「ヴァッシュ」「バレニア」「ボックスカーフ」「タデラクト」「ソンブレロ」「ヴァーシャモニー」「ヴォーデルマ」「エバーカーフ」があります。種類が多いのが分かりますね。「スイフト」は、程よい柔らかさとスムースな質感が特徴になっています。2006年に登場したのですが、非常に発色に優れた素材となっています。

素材バリエーション《山羊》

画像出典:unsplash

山羊は繊維が細かく毛穴の美しさが魅力となっています。一般的には牛革よりも軽く丈夫で、風合いの良さが特徴となっています。自然な型押し素材には、「シェブルミゾル」「コロマンデル」があります。「コロマンデル」は、程よい柔らかさと目の大きさが特徴となっているレザーです。艶やかな光沢感と独特の型押しが印象的な素材になっています。

素材バリエーション《バッファロー》

画像出典:unsplash

防水性に優れています。自然な型押し素材には、「ブッフル」「ブッフルシンドゥ」「ブッフルガラ」「ポンディシェリ」があります。「ブッフルシンドゥ」は、2007年に登場した水牛のレザーです。ガーデンパーティーのみで展開されているものになります。ネゴンダとブッフルシンドゥの発色の違いから、カラーによって採用される素材が異なってきます。

素材バリエーション《ワニ革》

画像出典:unsplash

エルメスの最高級素材。クロコダイルには、「ポロサス」「ニロティカス」「アリゲーター」「ポロサスマット」「ニロティカスマット」「アリゲーターマット」があります。「ポロサス」は、主に汽水域に生息することからソルトウォータークロコダイルとも呼ばれており、シンガポールなどの東南アジアやオーストラリアを原産地としています。クロコダイルのレザーにめのうで班を磨く加工「リセ仕上げ」を施したものになっています。

カラーバリエーション

カラーバリエーションには、メインのものでも190以上もの細かい分類のもとにカラー構成が展開されております。ブラック・ゴールド・ホワイトなどの定番カラーから、グレーオレ・トーブ・ロージー・ローズアザレなど似たようなカラーでも非常に数多く分けられており、比べてみるとその違いがわかる程度のものまで存在しています。エルメスはカラーバリエーションにもそれだけのこだわりを持っているのですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?エルメスの徹底した革に対するこだわりには驚きでしたね。非常に細かな違いに感じますが、質感、使用感、機能性などを考えて革を選んでいるようですね。加工をするかしないかでもその差は大きく異なるようです。多くのセレブはエルメスのしなやかな質感やカラーバリエーションに魅入られて来たのでしょう。