デルヴォーとは?

画像出典:delvaux.com

デルヴォーは、1829年にシャルル・デルヴォーがベルギーのブリュッセルで設立した世界最古のラグジュアリーレザーグッズブランドです。同ブランドのアイテムはすべて、ベルギーやフランスにある自社工房で1つ1つ丁寧に仕上げられており、その信頼できる品質の高さは、ベルギー王室御用達ブランドとしても認められているほどです。同ブランドの工房では、1人の職人がそのアイテムの全工程を担当し、最終的に完成した製品にはその職人のネームが入ります。デルヴォーでは、創業以来、一貫して「手作り」という点にこだわりを持っており、現在でも下請け工場などを一切使わない姿勢を守り続けています。

ルヴォーには、遊び心の効いた好奇心をくすぐるデザインのものが多いことでも知られています。例えば、同ブランドの近年のヒットアイテムの中には、『ceci n’est pas un Delvaux(これはデルボーではありません)』という文が記された「Les Humeurs de Brillant(ルーモア・ド・ブリヨン)」シリーズがあり、デルヴォーの斬新かつ新しい発想がいかに支持を得ているかを感じることが出来ます。その他にも、後程詳しく紹介しますが、「Le Brillant(ブリヨン)」シリーズや「Le Tempête(タンペート)」シリーズなどフェミニンなデザインが目を惹くコレクションが同ブランドのアイコンとして現在でも高い人気を博しています。デルヴォーのバッグのトレンドに左右されない美しいデザインは、セレブからも多くの注目を集めており、「SEX and THE CITY」などでおなじみのサラ・ジェシカ・パーカーやケイティ・ホームズなどが愛用していることで有名です。

デルヴォーが愛される理由

画像出典:delvaux.com

デルヴォーの歴史について、知って頂いたところで、ここでは、なぜそこまでデルヴォーが愛され続けるのか、その理由に触れていきたいと思います。デザインや繊細な色合いなど、同ブランドゆえの良さはいくつも挙げられますが、なかでも最も評価が高いのは、その上質感です。自社工房で丁寧に仕上げられたからこそでる「味」を1つ1つのアイテムから直に感じることが出来るため、『自分のためだけに作られた』という印象を持ってしまうほど、そのクオリティーの高さには誰もが圧倒されてしまいます。しっかりと手入れを行うことで、何年、何十年と使い続けることが出来るため、自分のお気に入りのアイテムを常にそばに置いておける安心感を知ることが出来るのも嬉しいポイントですよね。

一方で、同ブランドのバッグには、他のブランドとはまた違った新鮮さを感じることも出来ます。老舗ブランドながらも、常に最先端のアイデアを詰め込んだデザインは、持つ人をハッピーな気持ちにさせるものばかりです。大人としての気品を漂わせながらも、その中に感じる子供らしい遊び心―このアンバランスさが日々のコーディネートの中では、非常に大切なアクセントになってくれるのですね。また、実用性に重きを置いて作られているのも大きな魅力のひとつです。特に、メンズのバッグコレクションでは、PCなどを持ち運ぶことを考えて設計されたマチや収納しやすさにこだわったポケットなど、ビジネスマンのTPOを徹底的に研究した結果を至るところに感じることが出来ます。女性が持っても、男性が持っても、使いやすさ・ファッション性ともに抜群であることこそが、デルヴォーが支持され続ける最大の理由なのかもしれません。そして、その裏には、同ブランドのユーザー目線に立ったアイデアの数々が隠されているのです。

デルヴォーの注目アイテム

ここでは、デルヴォーで注目すべきアイテムをいくつかご紹介していきたいと思います。定番のコレクションから、最新アイテムまで、この機会にデルヴォーの素晴らしさに一緒に触れてみましょう。

Brillant(ブリヨン)

デルヴォーのアイコンとしても親しまれている定番コレクションです。このBrillant(ブリヨン)は、1958年にブリュッセルで誕生しました。62種類ものパーツに分かれた高級レザーから作られたこだわりのバックルが可愛らしさを引き立たせてくれています。シンプルながらも、細部にまで「フェミニン」を詰め込んだ究極のハンドバッグです。

Cuir Oeillet(キュイール・ウイエ)

2015年S/Sコレクションから、Brillant(ブリヨン)シリーズに仲間入りしたのがこのCuir Oeillet(キュイール・ウイエ)です。特殊なプリント技術を駆使し、今までに見たことがないような美しいフラワーパターンを実現させました。このデザインは、同ブランドのクリエイティブチームが、カーネーションの花びらからインスピレーションを受けたことによって生まれたアイデアだそうです。まるで、ひとつひとつ筆で書かれたかのように錯覚するほどの丁寧な仕上がりには、デルヴォーのモノづくりへの強い姿勢を感じることが出来ます。

Le Tempête(タンペート)

こちらのシリーズは、同ブランドのなかで最も機能的なコレクションであると評されています。1967年に、Brillant(ブリヨン)同様、ブリュッセルで誕生したLe Tempête(タンペート)は、クラシカルな雰囲気をいたるところに感じることが出来ます。シンプルな装いの中にもスタイリッシュさを醸し出してくれるそのデザインの虜になる人が多いのも頷けますよね。こちらのコレクションは、オーストリッチやアリゲーターといった珍しい素材を使用しているところも大きな魅力のひとつです。

まとめ

デルヴォーの魅力についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?可愛らしさだけでなく、ウィットに富んだ大人の女性としての余裕も醸し出すことが出来るユニークな同ブランドのコレクションは、見ているだけで幸せな気持ちになれますよね。いつものスタイルにすこし変化をつけたいときは、要チェックですね。