吉田カバンのこだわり①:大量生産せず確かな商品のみ販売する

80年以上の歴史がある吉田カバンには、2つのこだわりがあります。まず1つ目が「大量生産」にこだわっていないことです。現在、ファストファッションブランドに限らず有名ブランドも、大量生産する時代。大量生産によってコストを減らし、なおかつ直営店の在庫が切れることを防ぎます。

しかし、吉田カバンは一切、大量生産をせず職人1人1人による手作業によって製造しています。そのため、時間とコストがかかるものの、長く愛用できる逸品が誕生するのです。

吉田カバンのこだわり②:ブランド価値を下げないために絶対に安売りしない

もう1つのこだわりが、ブランド価値を下げないために、絶対に安売りをしないことです。各ブランド共通して頭を悩ませるのが、売れ残った在庫品です。売れないものを置いたままではお金を生み出しませんし、何より新しい商品を入れるスペースまで占有します。そこで、多くは例え利益が少なくても安売りを行い、在庫をできるだけ捌こうとするのです。

そんな中、たとえ在庫が売れ残ってしまっても吉田カバンは、絶対に安売りをしません。ブランド価値を下げない、そして自社の商品に自信を持っているからこそできる行動だと思います。ですが、安売りしなくても売れるのは、さすが吉田カバンと言えるでしょう。

吉田カバンの魅力①:時代に合わせたデザイン性

何十年と続くブランド、または老舗では創業以来、培ってきた伝統技術を用いた商品の販売に固執する傾向が見られます。確かに、その商品が永遠と売れ続ければ問題ありませんが、流れの速い今の時代に、売れ続ける商品はほとんどありません。

一方、吉田カバンは創業から続く確かな技術力を、時代に合わせたバッグの製造に注いでいます。ビジネスアイテムだけでなく、現在ではおしゃれなアイテムを数多く製造・販売し、老若男女問わず愛されています。この、時代に合わせたデザイン性こそ、吉田カバンの魅力と言えます。

吉田カバンの魅力②:他ブランドにはない耐久性

続いての吉田カバンの魅力は「耐久性」です。

私も長年、3wayタイプのビジネスバッグ(バッグ・ショルダーバッグ・リュックに変更できます)ショルダーバッグなどなど、多数利用してきました。長年利用していれば、バッグに糸のほつれや損傷。そして穴が開いても仕方ないと思っていましたが…そのようなことは一切なく、今もなお現役で活躍しています。特にビジネスバッグは、酷使していたにもかかわらず、全く壊れなかったのは正直驚いています。

・資料をビジネスバッグいっぱいに入れる。時には1週間、いっぱいにしていることもあった

・多少、乱暴に扱ったこともあるが、破れや底抜けなど全く起きない

・持ちて部分やショルダー部分、そしてリュック部分も亀裂や切れると言ったことが無かった

挙げるとキリがありませんが、上記のように酷使しても壊れなかったのは、吉田カバンの技術力の高さがあるからこそだと思います。

吉田カバンの魅力③:かゆいところに手が届く使い勝手のよさ

吉田カバンを使っていて感じたのは、使っていて「これがあると便利だな…」というものが、用意されていることです。例えば、吉田カバンのビジネスバッグを例に挙げましょう。ビジネスバッグ内を見ると、ポケットがいくつも存在しますが、これはどのブランドも行っていることです。しかし、吉田カバンの素晴らしいところは、ただ単にポケットを乱雑に配置しているのではなく、用途別に配置しているところです。

「ここはボールペンや万年筆を入れるスペース」
「ここは大切な資料と他の書類が一緒にならないように分けるスペース」

などなど、他にも紹介したいところですが、上記のようにビジネスマンが本当に欲しいと思う機能を用意。もちろん、カジュアルバッグも利用者のことを考えた作りになっており、ファッション性と利便性を兼ね備えています。この、かゆいところに手が届く使い勝手の良さも吉田カバンの魅力です。

吉田カバンの魅力④:豊富なブランド数&個性的なラインナップ

吉田カバンと言っても、吉田カバンには数十種類のブランドが数多く存在します。ちなみに、ポーターは吉田カバンのブランドの1つです。例えば、下記のようにブランドを取り揃えています。

・ポーター ワイズ:トラベル~デイリーユースまで手軽に使える馬革で製造された革小物シリーズ

・ポーター フォーカス:シンプルなデザインと内装ポケットを充実させたカジュアルシリーズ

・ポーター ラケッジレーベルカーゴ:アメリカ空軍のサバイバルベストをモチーフにしたシリーズ

各シリーズごとに、テーマが定められており、それぞれ個性的なラインナップで私達を楽しませくれます。

吉田カバンのここが残念①:所有している方が多い

吉田カバンの残念なところを挙げると、所有している方が多いところです。

街行く人を見ると、ビジネスバッグやカジュアルバッグ、どれも吉田カバンのロゴマーク「ポーター」が目立ちます。先ほどより紹介している、魅力やデザイン性に惹かれて購入された方も多いと思います。

しかし、ブランドで個性を出したい!と考えている方には嬉しくない現実です。特にブランドにこだわりが無ければ、所有していて申し分ないアイテムばかり揃っています。ですが、ブランドで個性を出したいと考えているならおすすめできないブランドです。

吉田カバンのここが残念②:世界のブランドと比較するとブランド力が低い

吉田カバンは確かに、世界中で名の知れたバッグブランドです。しかし、世界の名だたるブランド、例えばルイヴィトンやエルメス、グッチやコーチなどと比較すると肩身の狭い思いをします。技術力の高さと耐久性、そして利便性を見れば世界の名だたるブランドに負けません。

とはいえ「あの人はお金を持っている」「高級バッグを持っているな…」と思わせるブランド力をアピールすることには向いていません。したがって、ブランド力をバッグに求めるなら吉田カバンではなく、他の高級ブランドを購入しましょう。

まとめ

最後になりますが、吉田カバンは創業以来、外国に工場を出すことはなく、メイドインジャパンを貫いています。そして、大量生産でコストを抑える時代にもかかわらず、職人1人1人による手作業のこだわりぶりです。

確かに、安売りもしませんし他の高級ブランドと比較すれば、他のブランドに目移りすることでしょう。しかし、一度でも吉田カバンのバッグを利用すると、その考えは大きく変わることでしょう。利用者のことを考えたモノづくりと、長年愛用できる技術力の高さは吉田カバンでしか味わえません。もし興味を持った方がいましたら、ぜひとも実物で吉田カバンを体験してみましょう。