春夏秋冬で時計を使い分ける?

みなさんは時計を選ぶとき、どの季節の服装に合わせて考えていますか?

たいていの人がそこまで考えません。買うタイミングしだいといったところ。あるいはオールシーズンで買う人が多いです。

しかし実は時計をファッションアイテムのひとつとして考えるなら、オールシーズンなんてアイテムがあるでしょうか?季節ごとに楽しめる時計が違う、なんて楽しそうな響きでしょう。

季節ごとの服装、装いに合わせた腕時計選びをすると考えるのが近道です。

冬ならではの時計の楽しみかたとは?

まずは冬の時計の楽しみかたを考えてみましょう。冬は重ね着が多くなり腕があまり露出しません。

せっかく腕時計を着けていても袖の奥に入りがちな小さな時計よりも大きな時計のほうが見やすくて使いやすいと思いませんか?

さらに重ね着によってシルエットが大きくなる冬だからこそ、腕時計が大きくなっても違和感がありません。ベーシックな冬時計の選び方は大きめで厚いものです。

ダウンを着ても見やすいくらい大きな時計というのがイメージが湧きやすいでしょうか。

冬に合わせやすい文字盤の色とは?

冬に合わせやすい文字盤の色は何色でしょうか。定番の白、黒はもちろんですが冬には赤系の文字盤が合うのはあまり知られていません。

バーガンディーの文字盤やベゼルやインデックスに赤に入っているもの、レッドゴールドケースの色合いは、暖かみを感じる暖色と冬の服装との相性がいいです。

逆に寒色系の青は涼しさを連想させるので、どちらかといえば夏の服装に合わせやすいです。グラデーションになっていたり、深みのあるネイビーは冬にも合わせやすいので、オールシーズンで考えるときはおすすめです。

冬に合わせやすいベルトの色は?

考え方は文字盤と同じです。文字盤の色と合わせた方がいいので自ずと暖色系になると思います。

もう少し踏み込んでいくと冬の服装は重ね着が多いので、時計のベルトも肉厚のものが合いやすいでしょう。夏にはうっとおしく思えるような細かな模様(トカゲ系などの腑の一つ一つが小さいもの)も冬には相性がよさそうです。

夏の汗対策にぴったりの金属ブレスレットはメタルで涼しげなので、やはり夏向きです。細かい部分ですが、ブレスレットのコマが細かければ冬にも合わせやすいでしょう。

冬に合わせやすい機能は?

冬に合わせやすい機能とはどんな機能でしょうか。ここでは使い勝手ではなくデザインについてお話します。

ここまで読んでいただいた方ならピンと来るかもしれません。要するに厚くて細かいイメージのものが冬向きなのです。

同様に考えるとクロノグラフや複雑系は時計本体は厚く文字盤も複雑になるので合わせやすいです。

逆に3針などのシンプルなものはできればユニタス系(懐中時計用ムーブメントをベースに使ったもの。大きくて分厚い。例:パネライなど)のほうが合わせやすいです。

冬の時計の使い方注意点

冬に時計を使う上で寒いからこそ起こりやすい注意しなければならないことが一つあります。それは”結露”です。

寒い空間と暑い空間の間にできる水分、冬に家の中から窓ガラスを見たときに濡れてる現象ですね。

これが腕時計で起こるのです。結果、サビの原因になり部品をダメにしてしまいます。防ぐには急な温度変化が起きないようにすることです。

冬に屋外から屋内に移動するときには屋内に入る少し前に時計をポケットに隠してください。あるいは腕ごとポケットに突っこんでください。

これだけで結露の原因となる温度差を少なくし、時計を長持ちさせることができます。

まとめ

冬の時計の選び方、考え方、注意点をまとめました。

ざくっとまとめると・大きくて分厚いもの ・文字盤の色とベルトの色(革ベルトがいい)は暖色系 ・機能というよりもデザインの複雑さで選ぶほうがいい です。

寒い季節の靴やマフラーなどの小物の選び方も同じだと思います。時計に当てはめるとこういった考え方になります。

季節ごとに時計を考える機会はあまりないと思うので、この機会にぜひあなたが思う冬時計を選んでみてください。